▼『風塵の賦』基本システム紹介1
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  ■基本システム(クリア条件&パラメーター他)


■シナリオ基本説明■
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  基本システムの紹介に入る前に、まずはシナリオについての基本説明を少し書いておきます。
  この『風塵の賦』というシナリオは、外観上は「『風塵の賦』というゲームに、プレーヤーの一人となって参加する」という形式のものになっています。
  ……と、こんな説明では説明になっていませんが……とりあえず、一度オープニングの手続きをご覧いただければ、イメージは掴めるかと思います。昔懐かしのSRPGの質問スタートじゃありませんが、このシナリオもゲーム開始時に「スキル&アイテム選択」(後述)という選択イベントがありますので。
  とりあえず、このシナリオは「(古いタイプの)ゲーム」を意識した作りになっている、とお考えください。


■クリア条件(ゲームの目的・エンディング条件)■
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  このシナリオは、「妖魔VS人」という構図が基本のゲームになっており。オーソドックスな、全拠点制覇というタイプの天下統一モノにはなっていません(※全拠点制覇はできません)。
  なので、ゲームの基本目的も「妖魔撃破」というものになっています。つまり、妖魔勢を滅ぼせば、基本のクリア条件は達成となります。ただ、その後、ゲームの続行を選択すれば、第二章(天下統一戦)へと進めます。
  以下、それを含めた、このシナリオのクリア条件についてご説明します。

【クリア条件・第一章】
→基本ゲーム・第一章『VS妖魔編』は、「妖魔VS人」という構図のゲームになっていますので、妖魔の勢力域・魔域の繁栄値を0にした時点で、クリア条件達成となります(魔域の拠点数を0にする必要はありません)。
(第一章終了後、天下統一を目指し、そのままプレーの続行を希望すれば、第二章『天下統一編』へと進めます。)

【クリア条件・第二章】
→第二章『天下統一編』は、文字通り他の藩王家を下せば勝ちとなります。具体的には、天下統一戦に不参加の「南越国」「未統治」「領主不在地域」を除く独立勢力が、プレーヤー担当の藩王家のみとなれば、クリア条件の達成となります(全ての拠点を支配下に置く必要はありません)。

【ゲーム終了(エンディング到達)条件】
→タイムアップ時に、プレーヤー担当の藩王家が生き残っていれば、何かしらのエンディングは迎えられます(このシナリオには時間制限があります。時間制限のシステムについては、後述)。

  と、クリア条件ならびにエンディング条件は、以上の通りになっています。それと、あとはプレーヤー担当の藩王家滅亡による、「ゲームオーバー」ですね。


■各種パラメーター(各種ポイント)■
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  次は、パラメーター(Pt)についての説明です。
  このシナリオには、「探索Pt」「知識Pt」「幸運Pt」という3つのポイントが存在がします。その3つに「航海技術」と「探索技術」を加えた5つの数値が、パラメーターPtとしてイベントの発生に影響します。
  といっても、全てのイベントと絡んでくるわけではなく。このシナリオのイベントは大きく分けて、「基本システム系イベント」「絶対発生系イベント」「オマケ&お遊び系イベント」の3つに分類できるんですが。その中の「オマケ系&お遊び系イベント」の発生と関連しています。

【探索pt】
→文字通り、探索力。イベントを起こすための基本パラメーター。この数値が高ければ高いほど、レベルの高いイベントが発生し、未踏地の奥へと進めます。何かしらのイベントを発生させると、経験値として加算されていきます。

【知識Pt】
→各種、知識力。知識力を要するイベントなどは、この数値が鍵になります。知識Ptと同じく、経験値方式でプラスされていきます。

【幸運ポイント】
→他のポイントとは異なり、「消費ポイント」です。イベントを発生させると、減っていきます。そして、この値が0になると、多くのイベントは発生しなくなります(イベントによっては、この数値がある程度以上残っていないと、発生しないものもあります)。
(例外的に、いくつか、この値を回復させるイベントもあります。)

【航海技術&探索技術】
→このシナリオでは、この二つの「技術」の数値も、ほぼパラメーター的な扱いで使用しています。
  航海技術は、文字通り航海に関連する技術ということで、場所的に海や島が絡むイベントと関連する値となっています。海で発生するイベントなどは、この数値が低いとほぼ発生しないかも……です。
  探索技術、こちらは「鉱山技術」を名前を変えてパラメーター化したものです。「探索Pt」と同じく、未踏地探索系のイベント等は、この探索技術の数値が低いとなかなか発生しません。
  もちろん、「探索」があれば、「鉱山収入」に該当するものは入ってきます。このシナリオでは、基本「探索」はゲームクリアには必要のない拠点(経路で繋がっていない)に多いので、この探索での収入は「探険による宝物や資源の発見」というくらいのニュアンスの、「ボーナスポイント」的な扱いとなっています。


  つまり、このシナリオでは、条件イベントの発生条件が、「探索Pt・20pt以上、知識Pt・10Pt以上、幸運Pt・1Pt以上、探索技術・80以上、航海技術・1500以上」といった感じになっているということです。
  逆を返せば、普通にシミュレーションだけを楽しみたい方には、どうでも良い意味のないパラメーターというわけです。ただ、パラメーター条件があって発生するイベントは、ボーナス的意味合いを持つものが多いので、イベントを発生させて損はないかと。


■スキル&アイテム選択■
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  基本システム紹介その1のラストは、「スキル&アイテム選択」の説明です。
  ↑の方にも書きましたとおり、このシナリオでは、ゲーム開始時に「プレーヤー登録」という名の「スキル&アイテム選択」イベントが発生します。
  このスキル&アイテム選択によって、↑の各Ptのプラス修正なども入るわけですが、同時にこのイベントは実質的に「難易度調整」コマンドにもなっています。
  選択するのは、下記の15項目。その中より2つまでのスキル&アイテムがゲットできます。

【スキル&アイテム一覧】
[01] スキル「武芸」
[02] スキル「兵法」
[03] スキル「学才」
[04] スキル「経世」
[05] スキル「商才」
[06] スキル「カリスマ性」
[07] スキル「航海術」
[08] スキル「幸運」

[09] 古文書『森羅之書』
[10] 兵法書『陣中十策』
[11] 封魅笛〈月宮〉
[12] 破妖槍〈絶魂〉
[13] 大砲〈破塞砲〉
[14] 錆び付いたボロ刀

[15] 「勇者もしくは愚者」の称号

  ……と、この15個の中より2つまでを選んで(1つも選ばなくてもOK)いただくわけですが、その選択の組み合わせにより、ゲーム難易度がそれなりに変わってきます。
  このアイテム選択により、具体的に何がどう変わるのかがお知りになりたい方は、あとで「Page/06」の方をご覧ください。


  ……以上、ここまでが基本システム紹介1(ゲーム開始前段階の基本情報)となります。